「楽しかった!」ストレスマネジメント研修の感想【@福島県須賀川市】
私は、福島県須賀川市を拠点に、企業等が管理職や従業員向けに行なうメンタルヘルス研修の講師を行なっています。
先日、ある企業さまに呼ばれて、ストレスマネジメントに関する2時間半の研修を行なってきました。参加者の皆さまからいただいた感想を読むと、皆さまが積極的に参加してくださり、ストレスについての理解と対策方法について深く、そして楽しく学んでいただいたことが分かって、私もうれしく思いました。
強いストレスに晒され続ける職場環境は、従業員の心や体の健康をむしばむだけでなく、企業の生産性を低下させたり、離職者を増やしたりしてしまいます。ですからストレスマネジメントは、私のメンタルヘルス研修のコンテンツの中でも、重要な柱の一つにしています。
この記事では、当日行なった研修の内容や参加者の反応、そしてストレスマネジメント研修の意義についてご紹介いたします。ぜひ最後までお読みください。
目次
ストレスマネジメント研修の概要
社員のメンタルヘルス対策は、ほとんどの企業にとって喫緊の課題です。昨今は社会の変化が比較級数滴に進んでおり、労働環境もめまぐるしく変化しています。
- 働き方や雇用形態の多様化
- ワークバランスの重視など、価値観の変化
- 人手不足による、一人ひとりへの負担増加
- SNS等によってもたらされる情報過多
- 年功序列や終身雇用制度の崩壊
- 上司、部下、同僚、顧客などとのコミュニケーション上の困難
そのようなわけで、社員が抱えるストレスや先行きに対する不安は増加の一途をたどっています。
今回の研修では、ストレスマネジメントの基礎を解説すると共に、参加者が実生活で実行できる具体的な方法を、楽しい演習を交えながら紹介しました。
ストレスマネジメント研修の3ステップ
この研修は、以下の3つのステップで進められました。
- ストレスとは?:ストレスとは何か。ストレスの心身への影響、企業への間接的影響
- 対処スキルの紹介:家庭や職場、あるいは通勤中に簡単に実践できるストレス対策法
- 演習:ストレスを解消するのに役立つリラクゼーションの方法や、ストレス耐性を高めるワークを実践練習
参加者の反応と感想
研修の後に取られたアンケートの結果を送っていただきましたが、参加者の皆さまからは、大変高評価をいただきました。単に座学だけでなく実践演習が豊富だったことで、退屈でなく楽しく参加できたという感想が多かったです。
特に、忙しい中でも簡単に実践できそうな呼吸法や瞑想法など、手軽なストレス解消法を学んで「すぐに実践したい」という声が数多く寄せられました。
また、「感情は起こった状況ではなく、考え方が生み出す」という話は、多くの方にとって目から鱗だったようです。考え方を変えることでストレス耐性を高めたいという感想も多くの方が書いてくださいました。
ストレスは目に見えません。それだけにどう対処したらいいか分からなくなってしまうことがありますが、具体的な方法を学んだことで、皆さん「ストレスとうまく付き合って行けそうだ」という自信を持ってくださったようですね。
職場でのストレス管理の重要性
企業や団体、施設において、ストレスマネジメントについて従業員が学ぶことは、非常に重要です。適切なストレス対策が行なわれないと、さまざまな問題が発生する恐れがあります。たとえば、
- 従業員のモチベーション、生産性の低下
- 心身の病気や組織に対する幻滅による長期欠勤や退職の増加
- 職場の雰囲気の悪化
- 訴訟リスク
- 企業イメージの低下
などです。
適切なストレスマネジメントの効果
今回の研修では、個人が適切にストレスを管理し、組織も従業員にストレスがかかりにくい配慮をすることで、以下のようなメリットがあることを強調しました。
- 生産性の向上:仕事をする際の集中力や効率が向上します。
- 自由で開かれた雰囲気:精神的に余裕が生まれてコミュニケーションが円滑になります。
- 離職率の低下:大切な人材が流出するのを防げます。
ストレスマネジメント研修がもたらす具体的な効果
私は、「教える」とは単に知識を伝達するだけではないと考えています。特にメンタルヘルスとかストレスマネジメントとかの分野の研修では、「実際に使って効果を体験できるようにすること」が重要です。
そこで具体的な方法を紹介し、さらに演習の時間をたっぷり取って使えるスキルにまで高める研修を心がけています。
今回の研修では、以下のようなストレスマネジメントスキルを紹介しました。
4-7-8呼吸法
リラクゼーションで非常に重要なポイントは、呼吸を整えることです。ストレスが溜まると、私たちの呼吸は浅くなったり速くなったりリズムが乱れたりします。
普段は無意識に行なっている呼吸を意識して行なうことによって、乱れた呼吸を整え、結果として心や体がリラックスした状態になります。さまざまな呼吸法がありますが、今回の研修では1分程度の時間で、仕事の合間でも簡単に実践できる「4-7-8呼吸法」を紹介しました。
マインドフルネス瞑想
始業前や昼休み、寝る前など、3分から10分程度時間が取れる場合に実践できるマインドフルネス瞑想も紹介しました。この瞑想法を実践すると、ストレス解消効果の他、集中力や創造性が増したり、感情のコントロールができるようになったりする効果も見込めます。
合理的な考え方へのチェンジ
ストレスに伴う嫌な感情、たとえばイライラ、不安、絶望感、焦り、悲しみなどの多くは、物事を非合理的に受け止めることから生まれます。すなわち、
・証拠もないのに物事を勝手に決めつける。
・相手の気持ちや考えを勝手に読み取る。
・「100でなければゼロだ」と極端に受け止める。
・そこまで求められていないのに、「~すべし」「~すべからず」と考える。
・「~だから~だ」という論理に飛躍がある。
嫌な感情を生み出す非合理的な考え方に気づき、それを合理的な考えにチェンジすることで、ストレスがストレスでなくなります。その方法を紹介しました。
ストレスの「見える化」
ストレスはボクシングのボディブローのように、知らないうちに心身にダメージを与えます。そこで、見えないストレスを見える化する簡易チェックリスト使って、自分のストレスレベルをチェックしていただきました。早めに気づくことができれば対策を立てることができますし、場合によっては専門家の助けを借りる決心にもつながります。
職場内のコミュニケーションスキル
職場でのストレスは、上司、部下、同僚、顧客などとの人間関係が原因となる場合が少なくありません。特に最近ではパワハラを恐れるあまり、部下をどのように指導して良いか分からず、それがストレスの種になっている場合が多いと聞いています。
そこで、「ちゃんと聴いてもらった」と感じてもらえるような話の聴き方や、相手にして欲しいこと・やめて欲しいことを穏やかに伝える方法について紹介しました。
企業の皆様へ:ストレスマネジメント研修導入のすすめ
企業がメンタルヘルス対策を行なうことの必要性が認識されてきた昨今、ストレスマネジメント研修は、従業員の福利厚生の一環として非常に重要な鍵を握っています。職場をより明るく開かれた物にし、社員が喜んで働くことができる環境作りのために、ぜひメンタルヘルス研修の講師として、私、増田泰司をご活用ください。
私自身、この分野における研修講師として、これまでに数多くの実績がございます。演習やロールプレイなどを重視しているので、私が拠点としている須賀川市や郡山市、また福島県内や近隣県エリアが主な対象です。が、オンラインにも対応します。
研修内容については、それぞれの企業様との話し合いを通じて、ご要望に合わせたコンテンツを用意いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
詳しくは、以下の公式サイトをご覧ください。
→ https://oasisseminar.net/